Microsoft Base Kanazawaは、2024年8月~9月に、金沢星稜大学や星稜中学・高校等を運営する学校法人稲置学園様の全事務職員を対象にDX教育を実施しました。今回実施したDX教育は初級編と中級編で、初級編は全事務職員を対象とし97名が、また中級編は希望者を対象とし32名が受講しました。なお講師はMicrosoft Base Kanazawa専任エンジニア(STS社員)が務めました。
■DX教育の背景
稲置学園様は、学内のペーパレス化の促進や、資料作成等の共同作業やファイルの管理、職員と教員との情報共有をスムーズに実施できるようにするといったことを目指し、今回、DXに関する基礎知識の学習や簡易的なWebアプリケーションの開発といったDX教育を受講しました。
■DX教育 実施概要
日程 | <初級者編> 8月29日(木)、9月3日(火)、9月5日(木) <中級者編> 9月10日(火)、9月12日(木) |
---|---|
場所 | 金沢星稜大学、オンライン、録画配信 |
受講者数 | <初級者編> 97名(全事務職員) <中級者編> 32名 |
目標 | DXに関する基礎知識の学習やDXを加速させる最新ツールの体験を通じて、自組織内の業務改善を実施する能力を身に着けることを目指す。 |
カリキュラム | <初級者編> クラウドやDXについての基礎知識、Microsoft 365 に関する活用事例やDX推進事例の紹介、Microsoft 365 のハンズオン <中級者編> Microsoft 365 のローコード開発ツール(Forms、Lists等)による簡易アプリの作成、コラボレーションツール(Teams、Copilot等)の活用ハンズオン |
■情報システム部ご担当者様のコメント
Q.DXに関しどのような課題を感じていましたか。
A.学内のペーパレス化を進めたいと考えていましたがどのように進めたらいいかわからない状況でした。また、資料作成等の共同作業やファイルの管理・結合が難しいといった課題や、職員と教員との情報共有をスムーズに実施したいという考えもありました。
Q. 今回、全事務職員が受講された理由を教えてください。
A. Microsoft 365を全職員向けに配布したことをきっかけに、クラウドサービス利用時のセキュリティの基本知識とツールの有効活用や共同作業を促進するための基本的な知識を広めたく、全事務職員向けに実施しました。短期間で全員に受講を促すため、対面だけではなく、オンラインや録画配信の実施にもご協力いただきました。
Q.今回の研修を今後どのように活かしていきたいですか。
A.受講によって、DXやMicrosoft 365活用のさまざまな気づきが得られたという声も多かったので、それぞれの部署の担当者が、それぞれができる部分でのDXを推進し、学内全体にDXが浸透する風土を作っていきたいです。
■受講者のコメント
・事例の紹介によってDXの具体的なイメージが湧いた
・現実の課題と照らし合わせて聞け、またas-is分析の必要性の説明が納得できた
・業務部門の担当一人ひとりがDXできる部分を見つけ、DXを推進していきたい
・ペーパレス化を推進し、現在は紙で共有している報告書などを、今後はクラウド上で作成・ファイル共有したい